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本校は北海道の名峰、駒ヶ岳や豊富な漁業資源を有する内浦湾を望むことができる豊かな自然に囲まれた学校です。
まず、本校のこれまでの歴史(沿革)について紹介します。
本校は昭和16年(1941年)4月に町立の実科高等女学校として設立されました。昭和23年(1948年)、設置者が北海道に移管後、定時制課程を併置し、現在の南茅部高校や松前高校を分校に持つなど渡島管内の高校教育の拠点として位置づけられました。昭和20年代から30年代にかけては普通科に加え、水産科、家政科など地域の要望に沿った多様な教育活動を展開してきました。
その後時代は平成を迎え、平成11年(1999年)4月、道内では2番目となる総合学科高校として生まれ変わりました。「国語」、「数学」などの共通教科から「家庭」、「福祉」などの専門教科まで幅広い選択科目の中から自分の興味や進路希望にあわせた学習ができる「特色ある高校」の先駆けとして、現在に至っています。今年度で創立84年目を迎え、この間、卒業生は13,000名を超え、地元の森町はもとより、全道、全国で活躍しています。
次に総合学科の特色と魅力について紹介します。
本校では、①「やりたいことを見つけ、なりたい自分になれる」、②「これからのデジタル時代に対応できる力を身に付ける」、③「人と人とのつながりの大切さを学ぶ」の3つの学びの柱を通して、「将来に活きる力」を確実に身に付けることができます。
また、2・3年次に履修する「総合選択」の科目では3つの系列から自分の興味・関心や進路希望に合わせ、自分の時間割を組み立てることができます。特に今年度からは、北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)からのオンライン授業を活用し、より大学進学に対応した授業を受けることが可能となりました。
さらに、もう一つの魅力は、地域密着型の高校であることです。森町・鹿部町からは振興会を通じ、学校で使用するタブレットの貸与や各種検定試験、模擬試験等で手厚いご支援をいただいております。また、森町全体を「学びの舞台」として、地域の方々と関わりながら、他では体験できないような探究学習や体験学習を通して、実社会に活用できる「課題解決力」や「多様性への理解」、「協働する力」を養うことができます。
その他にも地域へのボランティア活動や少人数でも可能な部活動、地域おこし協力隊の方々との交流など、生徒の高校生活がより充実したものになる環境を数多く用意しております。
校訓である「駒ヶ峰(こまがね)の風となれ」は本校で学ぶ生徒たちが、駒ヶ岳のように雄大で、故郷を温かく包み込む人間になってほしいとの願いが込められています。 そのような生徒を育成するために、「温かく」、「丁寧に」、「向上心を持って」を合言葉に、地域の皆様のご理解、ご協力をいただきながら本校教職員が一つになって質の高い教育活動を推進してまいります。
今年度もどうぞご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
令和7年(2025年)4月
北海道森高等学校長 楯 石 保 史
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