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　４月８日に始業式と入学式を迎え、１年次生18名が新たに加わり、全校生徒74名で令和６年度の教育活動が始まりました。

本校は昭和16年(1941年)４月に、町立の高等女学校として設立されました。昭和23年、道立移管後は、定時制課程を併置し、現在の南茅部高校や松前高校を分校に持つなど渡島管内の高校教育の拠点として重要な役割を果たし、さらに、普通科、水産科、家政科など複数の学科を併設するなど地域の多様な要望に応える教育を展開してきました。その後、平成11年（1999年）４月に、従来の普通高校や専門高校では実現できない幅広い教育活動を実現するため、道内２校目の総合学科高校として生まれ変わり、一昨年４月に創立80周年を迎えることができました。この間、学舎を巣立った卒業生は13,000名を超え、地元の森町はもとより、全道・全国で活躍しています。

ここ数年、急速な少子化等により、現在は各年次１学級となりましたが、福祉や地域の豊かな食材を生かした食文化等に関する指導の蓄積等を継承し、昨年度からはICT人材育成プログラムを取り入れるなど、社会のニーズや生徒の多様な興味・関心に応える個別最適化された質の高い授業を実践しております。

また、総合学科の魅力は充実したキャリア教育にあります。本校は高校３年間で生徒の皆さんが身につけるべき「自立心」「探究力」「協調性」「共感力」「公共心」「自己表現・発信力」の６つの資質・能力を定め、キャリア教育を推進しております。自分の将来についてまだ迷っている中学生の皆さんには、ぜひ総合学科の本校に進学し、森高校から新たな挑戦を始めてほしいと願っています。

校訓である「駒ヶ峰（こまがね）の風となれ」には、本校で学ぶ生徒たちに、駒ヶ岳のように雄大で、故郷を温かく包み込む人間になってほしいとの強い願いが込められており、こうした生徒を育てるために全教職員で力を合わせて教育活動を進めてまいります。

今後とも皆様からのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

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                             　　　                                                                           　北海道森高等学校長　佐　紺　摂　子

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